生活保護申請を
- shinichiro honma
- 2020年5月10日
- 読了時間: 2分
「新型コロナウイルスの感染拡大の影響で解雇や雇い止め、休業が相次ぎ、生活保護受給者が急速に増加する兆しが出ていることが9日分かった。」
(共同通信)
クライエントから、「自治会をやめる人が増えていてとてもさみしいし、残念。」と聞く。理由を尋ねてみると、「どうも自治会会費が負担のようなんです(3000円ほど:年間!)。年金収入が基礎年金に満たないようで、生活が厳しいと言うんですよ。奥さんにも先立たれているのに…」と。
居住用の資産を除いて(ローンの返済は認められない)、預金なども底をついているようであれば、迷わず生活保護を申請すべきだ。漏給防止は本来訪問して行いたい。
先の見えない不安、自治会活動という役割と責任を失い、仲間から、地域から切り離されていく先にあるものは…。
日本の経済成長を支えてきた方々にとって生活保護はスティグマのように近づきがたい。漏給防止より濫給防止に力を入れてきた結果である。
路頭に迷うような感覚に襲われているなら、迷わず生活保護を申請してほしい。
受け付け窓口の方々の大変なご苦労は想像に難くない。
コロナ禍の今、国は国民に向けて生活保護の申請を視野に入れることを伝えるべきではないか。そして、行政の窓口対応に当たる方々のフォローも忘れてはならない。
物事は何とかなるものである。問題は、そう思えなくなる心理状態が引き起こす刹那的な判断である。
人とつながり、必要なアドバイスを受け、躊躇せず生活保護も申請してほしい。
一人ぼっちにならないで!

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